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腰椎分離症

原因

成長期に身体の前後屈や腰のひねり、ジャンプからの着地といった動作を繰り返すスポーツの過度な練習が原因となって起こる、腰椎の疲労骨折です。

疲労骨折が進行して椎体(腰椎の前方部分)と椎弓(腰椎の後方部分)が分離してしまうのが腰椎分離症です。

最も下にある第5腰椎に後発します。身体の柔軟性が低下していることも要因の一つです。

 

症状

腰痛が主症状ですが、臀部や太ももに痛みが出ることもある。

腰を後ろに反らせたり、腰をひねったりすると痛みが誘発されます。

安静時には痛みがでないこともあるため、発症に気づかないケースも少なくありません。

 

診断

レントゲン検査で診断しますが、疲労骨折は早期の場合レントゲンで確認できないことも多くあります。

その場合はMRI検査で診断します。

腰椎分離症はその進行の程度から、椎弓にひびが入った状態の初期、分離が進んでいく進行期、完全に分離した終末期(偽関節型)の3段階に分類されます。

初期および進行期は、保存的治療で骨癒合する可能性がありますが、終末期まで進行している場合は骨癒合は得られません。

 

治療

直ちにスポーツ活動を中止せざるを得ません。

体幹コルセットを作成して数ヶ月間安静を保って骨癒合を待ちます。

その間は鎮痛剤の内服や神経ブロックが、リハビリテーションを行います。

また、身体の柔軟性を高めるために、ストレッチ運動(ジャックナイフストレッチ)も行います。

初期および進行期は、保存的治療で骨癒合する可能性がありますが、終末期まで進行している場合には骨癒合は得られません。

そのため、痛みの管理が治療の目的になります。

分離部の痛みに対しては、鎮痛剤内服やブロック注射を行いますが、効果に乏しい場合は手術治療も考慮します。

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